籾殻燻炭作り
美味しいお米作りに欠かせない土作りに!!
自家製の土壌改良材ともいえる籾殻燻炭の作製工程です。
当園ではお米の精米時に出る籾殻を利用して土壌改良をしています。昔は牛の寝床などにも良く使われていましたが、最近は木材チップなどに切り替える畜産農家も増えていて、籾殻の処分に困る農家や精米所も増えてきました。
籾殻は殻が硬く分解にも時間がかかりますが、ケイ酸分をよく含み水分を保持すると同時に田畑の排水も助けます。
しかし生のまま大量の籾殻を田畑に入れると雑草が増えたり窒素飢餓など作物の根に悪影響を及ぼしてしまうため、仙名農園では籾殻を燻炭化し、微生物にとってより良い住み処をつくるようにしてます。
当園では出来た燻炭に水をかけて消火するのではなくて、すべてドラム缶に移して、石膏ボードの蓋とビニール袋を使って密封し消火するようにしています。
こうすることで散布時に軽く散布もしやすいし大事な成分が流出することも防ぎます。
こうして出来た燻炭は田んぼで反当たり50キロ。
畑で100キロ入れるようにしています。
もっと入れた方がいいと言われたこと有りますが、ある程度データに基づいて設計してますし、土作りとは1年で出来ることではないので毎作付けごとに少しずつ施用することが大切ですし大量に使うと土壌ペーパーも狂います。
こうやって仙名農園の美味しいお米や美味しい野菜は
すくすくと育つんです!